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岡山城を観光する

黒衣の岡山城

晴れの国、岡山を観光してきました。街のシンボルとなっている岡山城へとむかいます。お城にいくのに、路面電車をつかいました。


路面電車いいですよね。可愛いし風情があって、観光してる気分に浸れます。よく考えると車体はガタピシと軋んでいるし、古いシートは硬くてけっして乗り心地がいいといえません。また路面電車だとキャッシュレスがつかえないこともしばしばです。交通系ICがつかえなければ現金での支払いとなります。小銭がないとの両替しなくてはいけないですし、いまどき整理券と両替をちゃんと使える人の方がレアなのでは? とおもってしまいます。


それでも路面電車がいいとおもえる地元の足となっているからですね。地元のお年寄りと高校生がいっしょに空間をともにする光景はいいですね。こういうシーンはもっとあっていい。繁華街をとおり外堀にぶつかったところで下車して、いざ岡山城へ──。

勇壮な岡山城が屹立してます。石垣と天守がセットだと、城が映えますね。実際の天守は再建されたものなので、江戸時代のそれとは違うようです。


だってこの城、なかに入るとエレベーターがあるんですよ。すごい珍しい。というか、違和感しかない。なかは完全なる博物館のようになっているんですね。外観が城なのに、なかが思いっきり近代建築になってるからギャップがすごい。なんだこれ? びっくりしました。


とはいえ、城があるかないかでとても変わってきますね。特に観光のからするとメインになるし、そういう意味で観光のために整備したのかも。夜になってライトアップされると雰囲気満点です。

岡山城は別名を烏城といいます。姫路の白鷺城と対をなすように黒いお城です。白の漆喰壁は江戸時代に入ってからのトレンドらしいので、烏城は戦国時代のお城ですね。


やっぱり城は黒いほうがっこいい、松本城や熊本城、もともと大阪城も秀吉時代のそれは黒でした。黒のほうが締まってみえる、というか堅牢さが増しますね。

城壁のなかにはいると礎石がならんでいました。これがかつての烏城を支えていた石かとおもう、感慨もひとしおです。古いものを残すのは大切です。そこにモノがあるだけで格段に想像力が湧いてきます。触れるのって大事。

お城のなかに自販機がありました。自販機が黒くてわかりづらい。そもそも黒い自販機ってないですからね。なんで黒いのか? わかりずらくないかとおもったのですが、イラストを見て意味がわかりました。


烏城のプリントバッチリされているんですね。烏城にちなんで黒いデザインにしているのか。やるな。景観を大切にしている、というか細部へのこだわりが垣間見えます。ちなみにチケットを切ってくれたスタッフも黒のポロシャツを着てました。世界観が統一されてる。こだわりって大事。

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