vision

なにげない些細なことのなかにあるとても魅力的なこと。そんなことに気づくことがある。
それは過去のモノの見方と、新しいそれが交差するときかもしれない。古いものから、新しいものに生まれ変わる瞬間。そこに住む人と、外からおとずれた人が交わる瞬間。異なる価値観がぶつかる瞬間。そのちょっとしたちがいがぶつかるときに、目にみえない火花が散る。

それは地域においてもおなじだ。
たとえば空き家をリノベーションして賃貸することで、古くなったハコを作りかえることができる。そのハコに新しく住んでくれる人をさがす行為は、ある意味で次の人に家を渡しているのかもしれない。そして古くなった家が新しい人渡したとき、そこに「価値」がうまれる。たとえばふだん生活している場所に、旅行で人がやってきて宿のように泊まるとする。そうすることで普段の生活のなかに旅行という「価値」が生まれる。日常が非日常に変わっていく。

変わることは、ぶつかること。ぶつかることを恐れてはなにも始まらない。むしろぶつかることで、得られるものもある。得られるものは小さな気づきで構わない。むしろ、大きなことをしようとは思わない。

地域でずっと育まれてきた価値観。商いから生まれる小さなやりとり。その小さな気づきを大切にしたい。願わくば、ちいさな花火がリノベーションとなるように。

small eria, small buisiness, small value